持続性のある環境に配慮した美味しいお米
米農家の金崎さんちは、長野県の最北端にある飯山市で40ha(東京ドーム約8個分)の面積にてお米を栽培しています。
そしてこの土地で、環境に優しい農業を行っている証である「エコファーマー」の認定を受けています。
エコファーマーとは、持続性の高い農業生産方式に取り組み、それが国に認められている農家さんがもらえるものです。
いくら美味しいお米だとしても、地球環境を汚しながらの栽培では、本当のおいしさとは言えません。
その時だけの続かないおいしさになってしまいます。
そのことに気を配りながら、金崎さんちでは家族全員と個性豊かなスタッフと共に日々お米づくりに励んでいます。
おいしさと環境に優しい栽培を両立しながら、人間と自然が共に共存していける未来を描いているのです。
現代の農業は、簡単に肥料を購入して植物に与えることができます。
そうすることにより、植物たちはスクスクと育ち大きく実をつけているように思えます。
けれども、その成長は持続的ではなくその瞬間だけのものになりやすい場合があります。
金崎さんちでは、甲殻類の殻や貝殻などをふんだんに配合したオリジナルの有機肥料を使用しています。
これは未来のことを考えた素晴らしい作業のひとつです。
そしてこのような取り組みが、実はお米本来のおいしさを引き出す役割となっています。
肥料を抑えることにより窒素成分が少なくなり、このことによりお米が持つ本来の粘りと甘味が活かされてくるのです。
本当の美味しいお米とは、持続性のある美味しさのことなのではないでしょうか。